| 内容 |
文書No. |
タイトル |
| 高速処理二重鎖DNA分析 |
(125KB) |
PCR製品及びプラスミドDNAの高速DNA分析、cePRO 9600™システム使用
High Throughput DNA Analysis of PCR Products and Plasmid DNA by Multiplexed 96-Capillary Gel Electrophoresis with UV Absorbance Detection |
* DNA断片の自動オンライン検出、ラベル化不要
* 高速サンプル処理(1時間当たり96サンプル)
* 96ウェルプレートから直接サンプル注入、クロスコンタミのリスクは最小限
* 外部/内部標準でDNA断片の正確なサイズ測定及び定量
* サンプル当たりのコストを低減
* 500 bpで3%の分離能
* 分離条件の変更が容易。広いサイズ範囲での分離能の最適化可能。
* 無人分析用ロボットインターフェース対応(オプション)
* DNA Size™ソフトでデータ解析及び任意のレポートの作成
* サイズ範囲50〜2,000 bp
キャピラリーゲル電気泳動(CGE)は、高分離効率、高分離能、少ないサンプル量、自動分析が可能である等の利点から、DNA解析の有効な方法の一つです。
レーザー励起蛍光(LIF)検出での複合CGEを利用したDNAシーケンサーはヒトゲノム配列化で先駆的な役割を果たしました。
DNA配列化に加え、二重鎖DNA断片の解析は分子生物学において多くの用途に利用できます。その用途には遺伝子型研究におけるPCR製品の品質管理、PCR反応条件の最適化、DNA断片の特定、及びDNA配列テンプレートの評価等が含まれます。
スラブゲル上での複数列電気泳動は、サンプルローディングやゲルイメージ解析の煩雑な手作業を強いられるにも関わらず、一般的な手法として定着しています。従って、二重鎖DNAのサイズ測定及び定量のために自動高速処理ができる方法の開発が望まれています。
LIF検出を利用する方法は非常に高感度ですが、分析に必要な蛍光DNA挿入剤色素はもともと強い毒性があり、特別な廃棄処理を必要とし、高価です。一方、UV吸光度によるオンライン検出はラベルなしでDNAを直接検出でき、殆どの用途において、特にサンプルスタッキング法と組み合わせた場合、良好な検出感度が得られます。
DNA解析の高速処理に関する様々な要望に応えるために、96キャピラリーCE-UVシステムcePRO 9600™用に独自の二重鎖DNA分離マトリックスを開発しました。
マトリックスはDNAの幅広いサイズ範囲で高分離能、粘性が低く、コーティング無しのキャピラリーアレイと共用でき、コーティング済みキャピラリーと比べて高信頼性、長寿命です。CGEでの泳動時間は、DNAのサイズに直接関連するため、DNAサイズ測定のための標準物質を使用して、アレイ内の異なるキャピラリーでの泳動時間のずれを調整でき、正確なDNAサイズ測定を迅速に行えます。
2,000 bp以下のDNA断片のサイズ測定は約1時間のサイクル時間で行え、1日当たり数百の多検体処理が可能です。
シンプルで確実なオフライン高速処理脱塩方法が開発され、PCR製品等の塩を含むマトリックスに元々存在しているDNA断片の分析が簡易化しました。
電気的な注入によるサンプルスタッキングと組み合わせると、検出限界は0.25 ng/µLで、殆どのDNAサイズ測定に適しています。100〜2,000 bp範囲のDNA断片のサイズ測定及び定量向けのラベル化が不要な自動高速処理方法なのです。
さらにcePRO 9600™システムはDNAの長さが広範囲で分離能を調節する追加の分離メソッドを簡単に開発できます。
注 :MCE 2000™システムはcePRO 9600™システムの前機種です。