log Pow値(オクタノール−水の分配係数)の高速測定
* 既に開発・実証済みのpH 10.3でのMEEKC法を使ったlog P値の間接測定
* 中性化合物及び弱アルカリ性化合物(pKa<9.3)向け(弱酸性化合物向け測定方法は開発中)
* 分析毎に標準混合物の同時分析でシステム検量線の作成及び分析間のばらつきを抑制
* 1時間当たり最大46サンプル分析可能
* バッファー、サンプル前処理キット及びlog P Calculator™ソフトのパッケージですぐにサンプルとデータ解析が開始可能
ある化合物のオクタノール−水の分配係数(log Pow)は下記の式で定義されます。
log Pow = (Co/Cw)
Co及びCwはそれぞれオクタノール相と水の相における化合物の平衡濃度です。
この物理化学特性は親油性の尺度として一般に利用され、しばしば定量構造-活量関係(QSARs)を求めるのに使用されます。
親油性は、吸収、分布、代謝及び排泄(ADME)の性質を推定するのに使われる主要な物性の一つで、蛋白質吸着に影響を与えると一般に考えられています。
HPLC及びキャピラリー電気泳動(CE)による分離法は、不純物に比較的関係無く、化合物のlog P値を自動で迅速に間接測定できます。
未知のlog P値を求めるには、標準物質を分析して既知のlog P値と測定した泳動時間を使い、相関モデルを作成します。
CE法の一つであるマイクロエマルション動電クロマトグラフィー(MEEKC)は、下記の利点からlog Pを求める魅力的な方法として注目されています。
* フラスコによる従来の方法で測定したlog P値と相関が良好
* 必要な液量はマイクログラム程度
* 対象物質から潜在的な不純物と分解物質を分離可能
* サンプル濃度の測定は不要、泳動時間のみを測定
単一流路のCE-UV又はHPLCシステムはlog P値を測定するのに1時間当たり2〜3の化合物しか処理できませんが、96本のキャピラリーを使うcePRO 9600システムは1時間当たり最大46サンプルまで処理できます。
このため、サンプル処理量が飛躍的に増加し、多検体処理で信頼性の高い結果を得ることができます。
注 :MCE 2000™システムはcePRO 9600™システムの前機種です。