長いキャピラリーチューブを使用する従来のスプリッターと異なり、液体抵抗器を採用したことで幅広い分岐比率が得られます。二つの液体抵抗器を内蔵し、平行した流路を形成しています。低流速の流れは固定式抵抗器カートリッジを通り、高流速の流れは可変式抵抗器カートリッジ(計量バルブ)を通ります。この二つの抵抗器の割合が分岐比率になります。
固定式抵抗器は電気回路に使用されている抵抗器に類似したもので、小型のカートリッジ式になっており、別の抵抗値(R、PSI/mL/分)のものと容易に交換できます。液体抵抗器の内容積は非常に小さく、溶媒の組成は何れの抵抗器においても同一で、グラジエントランで粘度が変化しても分岐比率は影響を受けません。
頑丈な設計により、分岐比率の再現性は設定値の±1%で、他のスプリッターやT字管と異なり、ポンプのON/OFFや急激な圧力上昇等、入力流速に働きかける要因の影響を受けません。計量バルブを内蔵しているため、流速を変えることで分岐比率を任意に変え、安定して再現性の高い分岐が得られます。分岐比率は溶媒の粘度や圧力に影響されず、その都度最適に調節できます。
作動原理は流路と液体抵抗器の構造と分岐比率の計算方式を示した図1を参照ください。